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≪ 八幡堀 (近江八幡市) 時代劇ロケ地探訪 ≫

刺客請負人、剣客商売、必殺仕事人、鬼平犯科帳 etc
多くの時代劇の撮影場所に使われている八幡掘、、、
現場はどんなものかと、訪問、、時代劇の映像と比較してみた。

映画創りのプロ集団のこだわりの 『 技の数々 に敬意を表して!!!


  

テレビ放映される時代劇の内、、カメラワークに感心させられる作品は、、
放映されるテレビ局に関わらず、松竹京都映画鰍ナあった。
特定の監督やカメラマンではなく、松竹京都映画のスタッフの蓄積された共通の感性の底力であろう。

キッカケは、鬼平犯科帳のエンディング映像に魅せられて、自分の写真撮影の画面構成の参考にしてきた。
その後、剣客商売、必殺仕事人 と続き、安定感のある画面構成、魅力的な撮影場所を意識してきた。
他の時代劇を見ていても、、全く感心のできないものも多い。 バランスの悪い画面だなと思うと、東映だったりする。
「 これは良い 」 「松竹京都に違いない」 と、、明らかに芸術的アングルである。
2008年に、刺客請負人(season 2, Part 2) の放映が再開されて、 一段と魅力的になったその作品に刺激されて、、
毎回のように撮影される、八幡堀に1度行ってみるか! と 2008/08/13 に訪問。

京都市内の散策は永年の実績があるので、京都市内の撮影場所は、、全てではないが、概ね推測される。
近江八幡市は初訪問である。








↑ 強烈な暑さのお盆シーズンである。  観光客はまばら、、、、 ↑









先ずは、、放映作品の画面確認から、、


『 刺客請負人 』



明治橋下




明治橋から新町浜方向を見る。




明治橋下を対岸から撮る。




白雲橋北詰めの灯篭




白雲橋南詰めの下り口




白雲橋南側  右の壁際にお地蔵さん




白雲橋から明治橋方向






『 剣客商売 』


明治橋方向から白雲橋へ
← の場面の右手(南)の道路

↑ の場面の右手(南)の道路 (木製の街路灯が撮影用に設置されている)



←と同じ場所







『 必殺仕事人 2007 』


白雲橋上から明治橋方向








白雲橋北詰の灯篭





『 鬼平犯科帳 』



明治橋



明治橋



白雲橋から







以上が、『 松竹京都映画 』 の画像である。



↓ 、、は 松竹とは関係なく、NHK作成の 『 陽炎の辻 』 の画面 ↓
これは明らかに八幡堀とは違う場所である。  茨城県の方らしい?

堀沿いの効果的な撮影場所は、八幡堀以外にも多くあると言う事である。
( 単純な思い込みに注意しよう )





















JRの快速、新快速を乗り継ぎ、、野洲から普通列車に乗り換える。

JR近江八幡駅からは、、徒歩で八幡堀まで、、

ゆっくり見学しながら、45分で到着。

お盆なので、人も車も少ない。


← 新町通りの近江商人の町並み


わざわざ、とやかく言及するほどの町並みではない。
京都、金沢、ヨーロッパの古都を数多経験したデータベースに
新たに特記すべきものは無い。
念の為に写真は撮っているが、、、










新町浜、、背後は八幡山である。

八幡堀は、両岸を歩く事が出来る。


対岸から新町浜を撮る。




明治橋




明治橋の下から、白雲橋方向




白雲橋方向、、この右手一帯が撮影場所になるのが、圧倒的に多い。




白雲橋、、、、右手のアルミサッシ窓枠の家屋の下に、御地蔵さん。 堀には下水の配管が見える。




白雲橋、、、この灯篭がよく撮られている。   右手に下水の配管が見える。




白雲橋を東から撮る。  橋に下水の配管が取り付けられている。




映画に映し出される場所を特定するには、、明治橋と白雲橋の欄干の形に注意すれば良い。

明治橋、、欄干の数と形が違う


白雲橋、、欄干の形がシンプルである。




現場を体験してみると、、、

現代の器物が混在しているのがよく判る。
時代劇撮影に際しては、、、時代物の設置と共に
時代に合わないものが映らない配慮がなされているようである。





以上が、八幡堀の中心部分であるが、、

その他の場所は、、現代の建物が視野に入るので、時代劇にはそぐわないのだが、、
西の方角と、東の方向も、、確認は必要であろう。



西、、、 正面の大きな屋根は 佛光寺八幡別院







← 川沿いの遊歩道は、佛光寺まで続いており、それより西の光景。

途中に、、料亭や、土蔵の喫茶店などがあったが、、、

特に魅力はない。

白雲橋の東側



正面が白雲橋、、八幡堀遊覧船乗場。 右手が かわらミュージアム



かわらミュージアムは、、建物は立派であるが、、

展示物が、、ありふれている。 瓦細工の精巧なものを期待し

良い物があれば購入を考えていたのに、、

貧弱すぎるのである。
左手が かわらミュージアム、堀はここから北へ曲がっている。










2008年7月の放映、『 刺客請負人 』 (season 2, Part 2) オープニングの映像が派手である。

相当に力が入っている。












脇役が、超個性的であり、、貧相な演出なら浮いて白けてしまうであろう
アクのある演技がバランスよく収まっている。








対極の悪役も、、現代物では嫌味な演技が、、存在感がある。

原作では、軽く名前しか出てこない悪役なのだが、
此処では、悪役側のストーリーも追加されて、
対比の比重が増し、娯楽作品として存在感大である。



↓ 黒い扇子を持たせ、紅いトマトをかじらせる。 ↑
映画創りのプロフェッショナルのコダワリが快感である。

この映像も魅力的である、、梅宮大社





この場所も頻繁に出てくるのだが、、、撮影所内の場所なのだろうか?

現在の実用物とは思えない。







← ←

特に写真撮影が趣味ではないのであるが、
記録としてデジタルカメラの撮影の機会が多いので、
参考になると、テレビ放映を楽しみにしているのであるが、、、

こういう落ち着いた映像も、、デジタル時代に、どの程度対処しているのだろうと興味がある。


映画と言えば、、フィルムで現像 とのイメージがある。
調べてみると、

鬼平犯科帳が、、、「現像」 とあるが

刺客請負人、剣客商売、必殺仕置き人は、、VTR と表記されている。

オンライン編集の項目まであると言う事は、、完全にデジタルなのであろう。






八幡堀の探索の後は、、八幡山からの展望である。



南の展望 (東〜南〜西) ロープウェイ山頂駅から
左端が、西の湖、安土城跡、繖山。  真ん中下が近江八幡市の町並み




西の丸跡から西の展望








比叡山〜比良山までの山並み




北の丸跡から東の展望






この光景を見て、、何故、安土城はこの位置なんだろう?
この地を展望して治めるには、、東に位置する繖山の存在が、邪魔になるのではなかろうかと、、、


衛星写真を見てみても、、西の湖の有効性は確認できるが、、、
物流や商業の為だけの配慮としても
まだまだ戦のある過渡期の城の位置としては理解できない。

( 調べれば直ぐに判りそうだが、、わざわざ調べるだけの好奇心ではない。 )








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