今週の気になる<見出し>2005年4〜6月

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全ての既成概念を見直し、反常識で、新たな前例を作る意欲で頑張ろう。

 <見出し>と<目次>だけで大いに刺激になる。
発想のきっかけになる気になるフレーズを切り抜きました。 ノウハウは何処にでも落ちている
気が付き、育てる人が大化けする可能性を持つ。
人の意見を<鵜呑みにする>か<きっかけに反対の真実を悟る>かは、自由だ。

 05-06-29 < 『 サイパンをぜひとも確保せよ 』 昭和天皇が東条首相に指示 > 朝日新聞記事
6/18「万一サイパンを失うようなことになれば、東京空襲もしばしば行われることになるから、ぜひとも確保せよ 」 と指示した。
圧倒的な米軍の兵力の前に敗走を重ねたが、天皇は増援と奪回の検討を軍に命じた。
6/24軍は断念を上奏したが天皇は承諾せず、6/25元帥会議を招集したが、断念せざるをえず、その夜家族と蛍を眺めて過ごした。
7/5南雲司令官:「米鬼を索め、、以って全員玉砕せんとす」 と命令を出し、自決した。
山内武夫:『 怯兵記 』 「玉砕の軍隊」 を生んだものへの怒りを込めて
  「 彼らの死が犬死であったと言ってすませてしまうのはあまりにもやりきれない。 」
  「 庶民個々人の人権より『 国家 』 を担ぎまわる人々を警戒し、願い下げにする。 」
*** 御前会議における天皇は、事後承認、追認が主だと思っていたが、、積極的に命令していたとは! 責任はある。
 05-06-28 <『天皇陛下万歳』と叫びながら女性や子どもまで海に飛び込んだ絶壁 > 朝日新聞記事
『 天皇陛下万歳 』 と叫びながら女性や子どもまで海に飛び込んだ絶壁に、どんなお気持ちで立たれるんでしょうか。
バンザイクリフで 「 陛下は本当にここに立つことができるのか 」 : 遺族
日本兵から玉砕命令のビラを渡された。
娘3人を絶壁から突き落とす親、近寄る我が子を海中に沈める親を見た。 : 捕虜になって送還された当事者
多くの女性の死体が波打ち際に浮かんでいた。 背中と胸に、子どもを1人ずつ縛りつけた人もいる。 : 当事者の手記
「 日本の人は、なぜ、こんなに死ぬのでしょうね 」 : アメリカ人将校が泣いていた。
** 哀悼の原稿を正確に読む天皇、、、
 05-06-25 <なぜあの人とは話が通じないのか?> 中西雅之
非・論理コミュニケーション
完璧な論理と言葉で臨んでも、自分の意見が、、、
**** 先ず、<好きか嫌いか> or <敵か味方か> or <損か得か> or <相手の存在を認めるか認めないか> で決まる。
**** 通じない相手に議論を重ねる程、不幸になる。
    <生き残れるのは、自己改革に成功した者だけである> 塩野七生
ローマから日本が見える
**** 自己を客観的に見る事が出来る、、、鏡に映る外見ではなく、精神面の自己を知覚する事が意外に出来ていない。 
 05-06-19 <男女の生理学的違いが人間の絶対的区別となったのは19世紀後半> ホモセクシャルの世界史
そして、ホモセクシャルは罪悪から病気へと変質していく。
ドーリア人(古代ギリシャ)が軍隊組織のなかで男子同性愛を発達させた。 、、プラトンによって神秘的な正当性をあたえられる。
アレクサンドロス大王、カエサル、ハドリアヌス帝、聖アウグスティヌスと大列伝、、
同性愛取締り隊「夜の警察」のできたフィレンツェのレオナルドやミケランジェロまで、とどまることを知らない。
*** 臨時の異性の代用としてのものではないらしい、、、
 06-06-14 <小泉首相は日本遺族会幹部に靖国参拝を条件に、支援を求めた> 朝日新聞社説
日本遺族会は、靖国神社の国家護持や歴代首相の公式参拝を求める運動をしてきた。
小泉首相は、4年前の自民党総裁選のさなか、日本遺族会幹部に靖国参拝を条件に支援を求めた事を認めている。
日本遺族会会長・古賀誠(私見): 「 首相の靖国参拝は遺族会の悲願で、ありがたいが、、」
*** 本当の動機が話題にされない、、巨大な裏があるのは判っている。
 06-06-09 <知ってどーなる!?> 知恵の森文庫
知ってどーなる!?わけでもないが、だけど知りたい、、、
*** 世の中全てが、「 そ れ が ど ー し た 〜 」  だが、、「知らないよりは良い、何もしないよりは良い、、のだ 」
 05-05-29 芸に勝ち負けはない。 素晴しいか拙いか 朝日新聞・読書より
人の心を動かすかどうか、という格の違いは出てくる。
  *** 品格というのもある。 素晴しいのだけれど、品がない。 下手なのだけれど、惹かれる。
楽しくもないしおもしろくもないが、そこはかとない充足。
否定的とも肯定的ともいえない感情。 しかし平穏というのもでもない感覚。
  *** 明確に不幸でなければ、幸せなんだ。  内戦下にある地域は、殺されるか殺すか、、etc
 05-05-22 <「統計でウソをつく法」 ダレル・ハフ著原著54年、訳書68年、現在73刷>
平均で集団内の格差を隠し、
起点を変えて、都合の良い数値推移をつくる。
  <ベルニーニ関連頁の昨日のアクセス数4桁に >
昨夜、ジャン・ロレンツォ・ベルニーニの特集番組が放映。
その影響で、当方の関連頁のアクセス数が4桁になり、現在も継続中、、、
ダン・ブラウンの 『 ダ・ヴィンチ・コード 』の前作 『 天使と悪魔 』 の影響で、安定してアクセスは多いのだが、
今回は驚異的に多い。 ベルニーニの紹介頁
 05-05-20 <デジカメ、04年度台数シェア >
キャノン(18.5%)、ソニー(15.9)、カシオ(12)、ニコン(10.5)、パナソニック(8.3)、オリンパス(8)、フジ(6.5)
営業利益は、キャノン=1307億円、ニコン=168億円、コニカミノルタ=87億円、オリンパス=118億円
*** ブランドイメージ優先と企画力
 05-05-18 < 「罪を憎んで人を憎まず」は、被害を受けた側が加害者を許すときに使う言葉 > 朝日新聞社説
小泉さん : 靖国参拝を非難されて、「他の国が干渉すべきでない。」  「罪を憎んで人を憎まず 」 は中国の孔子の言葉だ。
朝日新聞社説 : 「過って改めざる、是を過ちと謂う 」 孔子はこうもいっている。
**** 馬耳東風、 勝てば官軍、 才子 才に倒れる、、、、 非難しあう者同士には、非難の材料を与えるだけ。
**** 「 適切に判断します 」 とただワンパターンに繰返すのも、反撃のきっかけを与えない点では、良い作戦。
 05-05-15 <知的存在との共感を実現するような知性こそ肝要 > 朝日新聞・読書より
一筋に打ち込んだ一徹者のみが持つ、、、、
オタクとは、人工世界を虚構し、そこに立て籠もる者という悪評
虚構世界とは何も生み出さない思考の袋小路であり、それに耽溺する事は現実逃避に過ぎない、、
*** 豊かさとは、幅広いバランスがあって安定する。 狭い範囲で一徹になると、、、、、、、、
 05-04-17 <自分の価値観を持たず、名前だけで絵を見に来る人たち > 日本の美術館学芸員(朝日新聞)
美術作品の価値を決めるのはだれなのか。
*** 既知のものを確認に行くだけではなく、知らなかったものに出会えるのが美術館詣での楽しみだ。
  <発見っていうのは、自分の中に既にあるから発見できる。 > 青山二郎(白洲正子筆)
知っているから教えるのではなく、自分が学びたいものを教える。 : 小林秀雄
   *** 知ってしまうと興味がなくなる人間がおり、 知っている事を自慢したくなる人間がいる。
音楽的表現が音楽を隠してしまう。  : 河合隼雄
   *** 言葉にすると、それは一人歩きする。 同じ程度の実体験の共鳴がある者同士は解り合える。
 05-04-08 <人を見るよりも、まず風釆や財布を見る。古典やら教養やらってものが消えていく。> 服部真澄
酷いくらいのスピードで、古典やら、教養やらってものが消えていくわ。 
人間の風格すら、必要ないのよ。 人を見るよりも、まず風釆や財布を見る。
ものごとを測るものさしが、お金だけの世のなかになるなんて、情けないわ。
ヨーロッパもアメリカも、日本も似てきて、独自のものへの愛着が薄らいでいく。
そう感じはじめたときから、自分の居場所がどこにもない気がしてきて、番地が欲しくなってきた。
根っこが欲しくなってきた。  「バカラ 」より
*** 売手側の情報の洪水で、受け手に消化する能力が発達せずに、養殖化され、使うお金しか基準を知らなくなる。
 05-04-06 <なすか否かはいつの世も難しい > 天声人語
「或ることをなしたために不正である場合のみならず、或ることをなさないために不正である場合も少なくない。」
 : マルクス・アウレリウス自省録
*** すべき時に、なさない不正は多いのではないか ! 意識的なら悪であり、無意識なら愚かである。
  <夜 ”一万円以下”で幸せになれる本格料理店 > dancyu
*** 1万円も出す場合は、招待者に対して下心がある場合。
*** 己の稼いだお金で、自分の食の為に5千円以上出費するなら、自宅で自作する。
***  :  根っからの貧乏人 or 食は幸せの単なる一演出手段と悟る飽食の人
 05-04-03 <世界中の60億の人間へは、6度の知合いの知合いで到達 > ネットワーク科学の最前線
「 複雑な世界、単純な法則 」:マーク・ブキャナン著。 柄谷行人:評
「 知り合いの知り合い 」 をたどっていくと、世界中の60億人に到達するには、、なんと、6度で足りるのである。
世界中の人々は互いに遠く隔たっているように見えるが、せいぜい 「 6度の隔たり 」 しかない。
インターネットは、「 約4度の隔たり 」 しかもたない。
知り合いの連鎖で到達するには、、「 親密でないただの知り合い 」 を経由しなければならない。
ネットワークで大事なのは、<強い絆>よりも、<ゆるい絆>で結ばれた関係。
脳細胞、エコシステム、伝染病、といった自然界のネットワークと共通している、、、
  <好きをつきつめると、からっぽの世界、、> 川上弘美
*** 好きをつきつめ、善いものに気が付くと、己の好みでしかない<好き>はどうでもよくなる。
*** おなじ好きになるなら、つまらぬものより善いものを好きになるように自制しよう、、、