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≪   モーツァルト  ピアノとヴァイオリンの為のソナタ   ≫

あるいは

ヴァイオリン伴奏を伴うピアノ・ソナタ


2014/08/26







私にとって、Mozart とは、ピアノとヴァイオリンの為のソナタにおける音楽が根底にある。

交響曲やピアノ協奏曲のような 華やかで 強いイメージの存在ではないが、、日常的に自分の世界に居る時間は、心そのものと同化する。
メロディーを頭で感じて感動するというレベルとは違う、心と言うか精神と言うか、、そのようなレベルで沁み込んでしまっている。

このMozart気分の上に、、オペラ、室内楽、協奏曲、シンフォニーの其々の魅力が積み重ねられている。
根底は、、多感で浮き沈みを経験した若い頃に聴きこんだピアノとヴァイオリンの為のソナタの音楽であるのは変らない。

内的に沁み込んでいるから、、もはや、Mozartは聞く必要がない、、Mozartという文字を見ただけでも Mozart気分になれるのだ。

今では、、日常的にMozartのCDを取り出して聞く事は少ない。  心が無 で、、マイナス要素が無く、欲望も無い瞬間に、、
意識する事無く、、特定のCDに手が出る。  時によって異なるが、その時は明確に特定のCDであり、、他ではダメだ。
そして、、聞き出すと、、連鎖的に次から次へと時間を忘れて聴き込んでいる。


30歳前後の 全てに不安定な時期に聞き込んで、前向きになっていたのは、ゴールドベルグとルプーの全集と シェリングとへブラーの全集だ。

Szymon Goldberg , Rado Lupu のは、K296〜K547 のソナタ16曲で、変奏曲は含まれていない。 録音 1974年
Henryk Szeryng, Ingrid Haebler のは、K296〜K547 のソナタ16曲と、K359、K360 の変奏曲が含まれている。 録音 1969〜1972年

殆どの曲が、心に沁みこんでいるので、今では曲が流れていると身体が共鳴して揺れ動くのだが、、 特に思いで深いのが、、
シェリングとへブラーの変奏曲 K360 のピアノとヴァイオリンの対話、、ゴールドベルグとルプーのK304特に2楽章。

K304は、Mozartのパリ旅行の際、母親の死の前後に作曲されたもの。
悲しみなのか、、慰めなのか、、、しかし結果的には、、聴いた後は健康的に爽やかになる、、それが Mozart だ。

ゴールドベルグは、フルトベングラー時代にベルリンフィルのコンサートマスターをしていた、、65歳の時の録音だが、、
ヴァイオリンの揺れ動く繊細な表情は、、心の奥底までに染み渡る。


以上の 2組があれば十分なのであるが、、、ついつい  CDが目の留まれば買ってしまう。
以下のCDも 其々に素晴らしい。  ヴァイオリンを名手が鮮やかに爽快に弾きすぎたり、ピアノが凡庸だと別物だが、、
その時の気分で、、その別物も捨てたものではなくなるのだ、、Mozart なのだから、、

グリューミオ と ハスキル 1958年録音

グリューミオ と クリーン 1981〜1983年録音

ソナタ15曲と、K360 の変奏曲

ズスケ と オルベルツ 1967〜1972年録音

ズスケのドレスデン歌劇場時代
ソナタ19曲と変奏曲2曲

ビオンディ と トゥベルスカヤ

パールマン と バレンボイム

アッカルド と カニーノ

ピリス と デュメイ

塩谷悠子 と 遠山慶子

スターン と ブロンフマン

ソナタ16曲

セットでなく 単品の4枚  1992〜1994年録音

ランパル がフルートで演奏している →
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