≪荒島岳≫登山報告

写真豊富な、のぶなが山行記
感動の共有、のぶながTOPページへ コース=JR勝原 → 銀嶺荘 → シャクナゲ平 → 佐開コース分岐 →
    → モチガ壁 → 前荒島 → 中荒島 → 荒島岳 → シャクナゲ平 →
    → 小荒島岳 → みずごう広場 → 中出集落 →  中休集落

99年 6月12日  天候=晴れ、遠方は霞む

所要時間=JR勝原10:20 → 銀嶺荘10:39 → 第2リフト上部11:16 → シャクナゲ平 1:00 →
      → モチガ壁、前荒島、中荒島 → 荒島岳2:20、2:40 → シャクナゲ平3:22 →
      → 小荒島岳 → みずごう広場5:25 → 中出集落5:37 → 中休集落5:40

                登り計 3時間52分、 下り計 3時間      合計 6時間52分

≪標高差 1263m≫ 標高差は意外と多い。 白山の標高差=1400m
主な標高≪荒島岳1523m≫≪小荒島岳1186m≫


大阪7:12発のサンダーバード1号 で、福井着8:58、
JR九頭竜線(越美北線)9:03発、越前大野 経由、勝原着10:15

6月に登れる有名な山となると限られてくる。 他に無かったので荒島岳でも行ってみるか、六甲山よりは刺激があるかもしれない、程度の動機の山行である。
ところが、伏兵と言うべきか、登りは侮り難い急登であった。

サンダーバード1号は朝7:12発なのに、ほぼ満席、要注意である。


九頭竜線は、女性ガイドの説明付き
終点の九頭竜湖が目的の客が主体
勝原で降りた登山客は、数人のみ

福井の駅弁
サバ寿司\1000

立派な出来で、悪くない。 1本で朝食としては多いぐらいである。

a)小荒島岳、b)荒島岳。車内より
小荒島から麓の中休バス停まで2時間も掛かる

登山口からゲレンデを登る。
右の急斜面を急登する。
登りは全て急登であった。
シャクナゲ平まで続くブナ林の急登
根っこが洗い出された悪い足場だ
シーズン初めの軽い気持ちが吹き飛んでしまった。
シャクナゲ平まで1時間40分。
中出コースとの分岐点。
ここまで来ると急に大賑わい、登山者が増えた。 なだらかな中出から登ってきたのだろう。
一旦鞍部に下ってモチガ壁の急登となる。
足場悪く、鎖あり、ロープあり、粘土質で滑り易いから要注意。

第2リフト上部より、ここから樹林帯
画面左外に越前大野の町

モチガ壁から見た前荒島岳
段差が多く、気の抜けない潅木帯

モチガ壁から見返る小荒島岳

遥か向うが荒島岳山頂の建物、その手前が中荒島、左が前荒島の下り
中荒島岳はイワカガミが多い。
モチガ壁の急登を過ぎると、ゆるやかなUp Downを繰り返して、山頂へ

白山方面、
霞んで最後まで見えなかった

苦労して辿り着いた山頂が、、
アリャ!何だこの見苦しい山頂は!

建設省無線中継所がなければ360度遮る物無しの絶景なのだが

荒島大権現奥の院も、コンクリート荒打ちの建物の横じゃあ哀れ!

山頂から、白山方向、
白山さえ見えれば、有難味が数倍になるのだが、残念である。

むさいコンクリートが無ければ、そこそこの魅力はあるが、県外から来るほどの事はない。100名山の信頼性が揺らぐ山である。

山頂から南西方向、見通し良好

a)小荒島岳、b)杉林の下り、c)前

小荒島岳の暗い樹林帯で見つけたギンランの仲間。
小荒島岳の下りはなだらかでハイキング並みだが、暗く陰気、途中からは狭い登山道が両側からの枝で余計に狭くなる。 林道に出ると明るくホットするが、林道は歩かず、真っ直ぐに谷を下りと駐車場のあるみずごう広場に出る。 ここから中出集落まで10分強 中休バス停からのバスは、18時のみで超小型バス。 客は越前大野まで私1人。 こんなバスをあてにするのは危険。 中出からJR下唯野まで歩く計画が安全だ。
深田さん、地元とは言え、客観性が問われる。 選考理由に<山の気品>とあるが、麓からの姿だけではなく、登山道の品位をも考慮に入れると、全く同意できない。 勝原コース、中出コースともに、快晴にもかかわらず<コセコセと陰湿>と言う印象。
低い山でも有名な山は、登山道にもそれぞれ魅力があった。 雨にタタラレタ山行であっても、それなりに魅力はある。 荒島岳の両コースには珍しく、マイナスイメージしか感じなかった。 百名山にきっぱりと縁が切れた。

バスで越前大野まで出て、JR九頭竜線の待ち時間が約1時間。
北陸の小京都と言われる町を散策と、思いついたが、駅前にそれらしき案内パンフもカンバンも見当たらず行動が起せない。  大野城、御清水、湧水池、寺町と、名所がどこか見当がつかない、、、その内時間なくなり、諦める破目に!

山の知識が1山分増えた。 さあ、次は何処にしようか!


≪私の山登り観≫
高い山に登れば地球が見えてくる 何億年の地球の営みが見えてくる、そこに居る小さな人間が見えてくる。 ホンの一瞬に生きる小さな人間、さあ!どう生きようか? 単独登山はスポーツではない、人生哲学的行動である。

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