≪鹿島槍ケ岳・爺ケ岳≫登山報告

写真豊富な、のぶなが山行記
97年 8月30日〜31日  天候=晴れ、午後ガス

感動の共有、のぶながTOPページへ コース=扇沢・柏原新道 → モミジ坂 → 種池山荘 → 爺ケ岳 → 冷池山荘 泊
   → 布引山 → 鹿島槍ケ岳(南峰) → 冷池山荘 → 赤岩尾根 → 西俣出合 → 大谷原

所要時間=1日目、柏原新道発 5:30 → ケルン7:15 → 種池山荘10:30 → 爺ケ岳南峰 →
          → 冷池山荘1:50                              計 7時間40分

       2日目、冷池山荘 5:25 → 布引山6:30 → 鹿島槍ケ岳(南峰)7:15、7:45 →
          → 冷池山荘8:55 → 赤岩尾根、高千穂平10:39 → 西俣出合12:05、12:40 →
          → 大谷原1:30                                計 6時間10分
         登り計 5時間、 縦走計 5時間55分、 下り計 2時間55分   2日分合計 13時間50分

≪標高差 1540m≫ 標高差は意外と多い。 白山の標高差=1400m、悪沢岳=2041mである。
              下り時の大谷原への標高差は、1800m。
主な標高≪鹿島槍ケ岳2890m南峰、2842m北峰≫≪布引山2683m≫≪爺ケ岳中央峰2670m≫

扇沢から種池山荘への最初の登りは1050mもある。 赤岩尾根の大谷原への下りは1300mの差。
共にきついきつい登下山行であった。

前日、大阪21:03発のちくま で、松本着4:01。 アルプス4:31発で大町5:05着
扇沢まで相乗りタクシーで¥1200円/1人。
下山時の大谷原から大町までは、タクシー¥5410円1人で負担。 冷池山荘で予約金を取られた。


柏原新道の登山口
少し歩くと直ぐにモミジ坂の急登となる為、キツさはこたえる

ケルンを超えて、登りの中程から見た扇沢。 真中に扇沢の巨大な建物があるのだが、、ボケている

いきなり5時間の急登の終点、種池山荘がやっと身近に見えた。
 

種池山荘から見た爺ケ岳、
右から南峰、中、北峰とあるが、それぞれのUp Downは無視できない

爺ケ岳南峰への登り、比較的楽に登れる。 ガスが目立ち、立山方面も見えたり見えなかったり

爺ケ岳南峰山頂
この時点では、鹿島槍ケ岳は全く見えなかった

爺ケ岳南峰より中峰への下り
結構下りてまた北峰への登りだ
 

少しは人馴れしているのか、この場所を離れようとしない雷鳥
登山客が続けて通るのに、、?

道のど真ん中で、地面を掘ってうずくまる。 毛が逆立っている。 私を威嚇しているとは思えないのだが、

爺ケ岳北峰への登り。
この程度の登りでも疲れが出る

黒部側、信濃側の好対照の景色、よく見る気象の光景である。 絵になる。  泊まり客が多そうだ。

  爺ケ岳北峰からの下り →

少し下りた所が赤岩尾根分岐
小屋が冷池山荘。

直前の樹林帯がジメジメと、やっと着いたという安堵感に水をさす。
冷池山荘は、山荘前に少し広場があり一服の登山客で賑わっている。

冷凍弁当のダンボールを発見。
冷凍保存した物を仕入れているのか?

毎日作っているわけではないのだ。

翌朝は日の出を見て、5:25出立

左から、布引山、
鹿島槍ケ岳(南峰)、北峰
布引山までは、お花もあり快適

布引山山頂から見た、鹿島槍ケ岳(南峰)への登り道。 この程度の登りは楽勝

鹿島槍ケ岳(南峰)山頂から振り返る
布引山、冷池山荘、爺ケ岳と続く
遠くに槍ヶ岳まで見える

鹿島槍ケ岳(南峰)山頂は大賑わい
BACKは立山連峰
キレット小屋からも登ってくる

a)黒百合コル、b)一服剣、c)前剣、d)平蔵頭、e)剣岳山頂、f)剣沢、g)八ッ峰
  鹿島槍ケ岳(南峰)山頂から
←a)五竜岳、b)唐松岳、c)鑓ケ岳


鹿島槍ケ岳(北峰)からの下り →
キレット小屋がへばり付き、五竜岳へと続く
縦走の登山者が多く下る 

南の眺めも雄大である。 a)冷池山荘、bcd)爺ケ岳、北、中、南峰、
e)槍ヶ岳、f)種池山荘、g)鉢ノ木岳,h)薬師岳
赤岩尾根の下りはきつい。 最初は切り立った山腹の崩れ落ちそうなトラーバース。 高千穂平までは見通し良く比較的快適な下山。
樹林帯に入ると、 急角度に下がり、梯子など腐っていて、手入れがされていない道である。 きつい下山が1時間半続く。
西俣出合のダムの前で、ゆっくり昼食。 後は林道を50分歩く。
大谷原は公園になっていて、家族連れがチラホラ。 タクシーはここで待つ。 タクシーからの風景は結構楽しめる。


≪私の山登り観≫
高い山に登れば地球が見えてくる 何億年の地球の営みが見えてくる、そこに居る小さな人間が見えてくる。 ホンの一瞬に生きる小さな人間、さあ!どう生きようか? 単独登山はスポーツではない、人生哲学的行動である。

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