≪ 毛無山(富士山・南アルプス展望) ≫ 登山報告

写真豊富な、のぶなが山行記
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■ コース= → 不動ノ滝展望台 → 毛無山 → 

2006年1月8日  天候=快晴

■ 所要時間=麓の有料駐車場発 9:40 → 不動ノ滝展望台10:20 → 5合目11:15 → 富士山展望台12:30 →
      → 尾根分岐12:46 →南アルプス展望台12:48 → 毛無山12:58 − 14:00 → 麓16:11
         登り計 3時間18分、 下り計 2時間11分   総合計 5時間30分

≪標高差 1100m≫ 標高差は意外とある。 奥穂高の標高差=2073m、悪沢岳=2041mである。
主な標高 ≪毛無山1946m≫ ≪麓 868m≫


■ 前夜、車1台に7人乗り大阪発。 東名高速の富士川PAで仮眠。
   参加者(敬称略) : TAYA、ユミ、どんかっちょ!、まさ、わかば、ぐりーん、のぶなが
   (翌日9日は、竜ヶ岳でダイヤモンド富士をゲット。)







富士川PAからの富士山、8日朝 8:00




朝霧高原からの富士山 9:00




長者ヶ岳、毛無山 (139号線)





グリーンパーク、東京農大、無料駐車場を過ぎ
一番奥の有料駐車場着 9:13


目指す毛無山方向


駐車料金500円を封筒に入れ
車両番号を記入しポストに投入。

アイゼン装着なしで、9:40出発







麓宮

杉林の中を数分進み、川を渡ると、急登が続く。

アップダウンはなく、一本調子に急登を登る。
尾根の9合目まで、1合ごとに標識があり、
親切なようだが、、登りはプレッシャーを感じてしまう。



40分で 不動ノ滝 展望台
落差のある滝だが、、展望台からは遠い。



富士山は枝越しに展望
ホトンド光景は変わらない。









3時間弱で、尾根下の富士山展望台
9合目の尾根まで後15分の所






尾根に出ると、積雪ではあるが
確りと踏み固められていた。




山頂までは非常に緩やかな登り。





尾根に出て直ぐに南アルプス展望台となる岩がある。
光岳〜北岳、甲斐駒、八ヶ岳の爽快な大展望

          Photo by どんかっちょ!さん




山頂までは軽く10分。


東の富士山方向の眺望が感動的
西、北、南側の眺望はない。






毛無山山頂からの富士山大展望



愛鷹山、伊豆半島、駿河湾、、と快適眺望である。

山頂で各自昼食後、、恵まれたこの瞬間を楽しむ、、、

地元の70歳の山達者のアドヴァイスで、
↓ 展望がより良い所と、数分北東に下る。 ↓

こちらの方がパノラマ度が高い。


画像クリックで大画面へ





↑ 山頂下でのバンダナショット ↑

↓ 山頂でのバンダナショット ↓





↓ 富士山山頂の望遠画像 ↓
クッキリと元富士山測候所




田貫湖

4/20 と 8/20 に湖面に逆さダイヤモンド富士が映るらしい。



飛行雲


富士山は、富士山単独よりも 「 組み合わせ 」 でその価値を高める。

その単純な形が、全ての組み合わせを魅力あるものに仕上げる。

『 小細工を弄しない大きな単純である。 』
と記述したのは、深田久弥氏である。
『 富士山はただ単純で大きい。 』 『 偉大なる通俗 』
とも書いている。

しかも、、単純なだけだが、日本一の高さなのである。
日本一の標高である数値的事実が、駄目押しなのである。
最も高いから日本一なのではない。

魅力を分野別に見ると、個々の分野では富士山を越える山は多々ある。
それでも、日本一の山と言えば ” 富士山 ” 以外を選ぶ事は無理がある。

「 SIMPLE is BEST 」 で
「 巨大な単純さ 」 で 他を抜きん出ている。

そして、、重要なのは、、単独峰なのである。
山並みの一部ではなく、、他とは交わらずに、
独立していると言う事なのだ。

周囲に広大な空間を有し、
唯一の存在である事を強調している。

人間社会によく見る、周囲にトリマキを配し
小賢しく大きく見せる存在とは、一線を画す。



なのに、、である。
それだけ偉大なのに、、である。

『 登らぬ馬鹿に、 2度登る馬鹿 』 と
誰もが認める、登っておもしろくない山なのである。
アイキョウというか、2物を与えず、というか
日本一を冠する事を許してしまう身近な存在なのであろう。



半月と飛行雲
( 欠けた円 と 2本線 )



約1時間休憩後、、
途中の南アルプス展望台に寄り、一気に下る。


↓ アルプス展望台からの大パノラマ ↓

光岳、聖、赤石、荒川、悪沢、塩見、、農鳥、間ノ、北岳、甲斐駒、、八ヶ岳と全部見える。

画像クリックで大パノラマ画像へ


富士山に次ぐ標高第2の北岳を始め名だたる南アルプスの重鎮が一目瞭然、、

正に ≪ 地球が見える ≫ だ。
何日もかけて登った巨大な山々が、、
単なる山脈として見える。

大きな大きな自然が見える。
体感できる。


こういう光景に触れる度に
人間の小ささが見える。
些細な己にコダワル小さな人間が見えてくる。




高い山に登ったお陰で、、
ツマラヌコダワリは減ったはずだ。
日々の小さな当たり前に幸せを感じる事が出来る。

山に挑戦して自信を持ち、自我を強くする人もいるが、、
筋肉マンでない者は、、己の小ささを感じるのみだ。
謙虚さを身に付ける事の方が多い。




■ ≪私の山登り観≫ ■

高い山に登れば地球が見えてくる

  何億年の地球の営みが見えてくる、そこに居る小さな人間が見えてくる。
ホンの一瞬に生きる小さな人間、 さあ! どう生きようか?




≪ 聖岳 ≫
前聖から奥聖への稜線
兎岳から何度も偽ピークに騙されながらやっと登りきった。



≪ 赤石岳 ≫
意外にも平凡だった山頂



≪ 荒川岳、悪沢岳 ≫
椹島から悪沢まで一気に標高差2000mを登りきったのは、1998年8月だ。
素晴しかったお花畑群、、想い出は多い。



≪ 塩見岳 ≫
蝙蝠岳への緩やかな稜線は、雨で断念してしまった。



≪ 農鳥岳、間ノ岳 ≫
ここからの塩見岳の姿が素晴しい。 ドッシリとした仙丈岳も親しみを覚えた。



≪ 北岳 ≫
八本歯の長い梯子、、豊富なお花畑
北岳山頂には2度登ったが、、共に山頂だけがガス、、
ここからの360度の展望は未体験のままだ。



≪ 甲斐駒ヶ岳、鳳凰三山 ≫
鳳凰三山だけが未体験ゾーンだ。






下りは、、2時間強、、、
急な下り一辺倒で、、Wストックのお陰で
膝は、辛うじて無事。

トラブルもなく、全員下山。


139号線からの 赤富士

偶然にも、、空 と 雲の位置、、バランスが良い



日が暮れるのが早い。

本栖湖畔の駐車場で、テン泊。
湯豆腐、うどんetc、各自持ち寄りの食材で楽しく満腹、、
勿論 ビール、焼酎にブランデー、、フルーツにスイーツ


明日は4時起き、、
竜ヶ岳山頂で、ダイヤモンド富士をゲットする。



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■ ≪私の山登り観≫ ■
高い山に登れば地球が見えてくる
  何億年の地球の営みが見えてくる、そこに居る小さな人間が見えてくる。
ホンの一瞬に生きる小さな人間、さあ!どう生きようか?



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