≪雪の明神平≫ 登山報告

写真豊富な、のぶなが山行記 4月、季節はずれの雪山
感動の共有、のぶながTOPページへ ■ コース=大又林道終点 → 明神平 → 大又林道終点

2003年 4月 6日  天候=曇天、下山後に晴れてくる

■ 所要時間=林道終点300m手前駐車スペース発 6:15 → 明神滝下 7:20 → 明神平 9:00着
        → 9:05発 → 明神滝 9:50 → 林道終点駐車スペース 10:34

       登り 2時間45分、下り 1時間30分  総合計 4時間15分

≪標高差 570m≫ 
主な標高≪明神平1320m≫≪林道終点750m≫

■ マイカー、朝3:15西宮出→下市口4:55→大又林道終点6:04着
   往路2時間50分、片道122km。    帰宅4:15

★ 予定は、明神岳1432m、桧塚奥峰、桧塚 まで行く予定であった。 天気予報も快晴。
   林道終点前の駐車場には先客が1人(1台)だけ、
   ここからは黒いガスがかかった山しか見えず、雨かな?とチョッと不安。 ま、いずれ晴れるだろう!
   ところがである。 5分程の林道終点に来てビックリ。 登山道に積雪である。

   昨年は3月16日に登っている。 山頂近くの日陰に少し残雪があっただけなので、
   4月のこの時期に、積雪、残雪を全く予期していなかった。 アイゼン、スパッツ持参せず。
   行ける所まで、慎重に行こう、せっかく朝2時過ぎに起きて、ここまで来たんだから、、、


青空に映える樹氷の白い山 (薊岳手前のピーク)

空の<青>、落葉樹の<白>、針葉樹の<黒>と3色の鮮やかな対比
残念ながら、下山後に快晴となった。(下山時の撮影)
↑ 大又に下山後、
和佐羅滝への入口から振り返る。

中央が国見山、右が水無山→

山上に立ってから2時間後だ。
山上でこの天気ならば〜!


←6時過ぎには先客1台のみ

数分で林道終点 →
この雪道を見てビックリ!

車はナンバープレート無しの廃車

沢沿いは半ばアイスバーン
滑り易い、一歩一歩慎重に、、
結局、尻餅どころか手も付かない山行であった。

↓明神平で泊まった単独行が下りてきた。 完全武装である。

↓明神滝までは、雪は固く、滑り易い
ここから上は、雪は柔らかく深い。
↓トレース跡を辿る。 30cm深い
私は、樹氷 初体験である。 写真をどう撮るべきか? 何を撮ればいいのか?
オートフォーカスは焦点は定まらず苦労する。  撮影に時間がかかり、登りの所要時間は大幅にUP

 

↑昨年3月はここだけ残雪があった

↑雪は深い
↓これがエビの尻尾? これも初体験
風上に向かって付着するそうな

 

↑山上の分岐

↑濃いガスである

山上での厳しさは格段の差がある

上空が暗いので<厳しい><激しい>を 強烈に実感

ガスで眺望は全く無い。 2時間後は快晴なのに〜

↑天理大小屋。 積雪は50cmはある。

展望なし、雪深し、、、ここで中止せざるを得ない。 迷いは全くなし。(明神平の北方向180度)


明神平での温度は、5度Cであった。
アンダーシャツ+化繊の薄いシャツだけ着用であったが、身体が温まっているので、寒さは感じない。 指先が冷たい程度である。

 ↓ 下山時、鹿を見つける。 20m程前方である。

普通は、直ぐに逃げてしまうので、相手に視線を合さず横を向いてデジカメを準備する。
カメラを構えても、ジットこちらを向いている。
  「シメタッ」 と慌ててシャッターを!
2枚撮っても逃げないので気が付いた。
  「ヤバイッ!」
近くに子供がいるのだ!
数枚撮って、視線を向けずにさり気なさを装いながら、親と子の間を通り抜ける。
子鹿は道の10m下にいたのだ。

┐(; ゜,゜) ┌ what?

 
通り過ぎた後でも、親鹿はこちらをうかがっていた。

右下が子鹿
下山時、明神滝辺りで
登る登山者に出会い始める。
最初に会ったのは老夫婦、次は小学生を含んだ大家族、単独行、、、みんな問いは同じ。 「アイゼンつけてるの?」
「イエイエ、大丈夫ですよ」

下の方で、軽アイゼンを付けようと座っていた単独行を1人見た。 軽アイゼンて役にたつの? アルプスでは度々着用したが、有効だと感じた事は無い。
 
下に下りるに従って晴れ間が見え出す。
よくある事さ! 悔しさも無いさッ。
 ↓11時である。帰るには早過ぎる。 勿体無い。
 ↓<和佐羅滝>に寄る事にする。
 ↓入口の表示から15分登る。 立派な滝なんだが
 ↓<和佐羅滝>の全貌は樹が邪魔で見えない

<和佐羅滝>
最上部

<和佐羅滝>
中間部

<和佐羅滝>
下部
汗もかいていないのだが、 <やはた温泉>に寄る。
お昼の12時だ。 お客は2人が脱衣場で服を着ている。
湯船は、私独りのみ、、、、、の ん び り の ん び り

帰りは、車の窓を開けて、温かい春を感じながら、四郷川をゆっくりと車を走らす。
穏やか、、のどか、、いいなあ 春は、、、

↑三尾の厳島神社

↑蟻通の丹生川上神社中社

↑丹生川上神社鳥居 (水の神)

■ ≪私の山登り観≫
高い山に登れば地球が見えてくる 何億年の地球の営みが見えてくる、そこに居る小さな人間が見えてくる。
ホンの一瞬に生きる小さな人間、さあ!どう生きようか? 単独登山はスポーツではない、人生哲学的行動である。

   のぶながTOPへ  掲示板に参加して、感動の共有と増幅を!     ≪我が登山歴へ≫
   前画面へはブラウザの<戻る>で戻って下さい。