写真豊富な、のぶなが山行記 十津川村の奥里・滝谷からピストン
■ コース=奥里・滝谷 → 石仏山(北峰、南峰) → 大塚の森 → 宮ノ谷ノ頭 →
→ 西八人山 → 中八人山 → 宮ノ谷ノ頭 → 石仏山(北峰)→ 奥里・滝谷
帰路に、名漠百選の笹の滝、賀名生梅林(あのう)に立ち寄り。
2006年 3月26日 天候=曇天、、視界は良好
■ 所要時間=滝谷発9:00 → 744m 9:40 → 999m 10:20 → 石仏山北峰10:47 → 南峰11:00 →
→ 合体巨木11:27 → 笹薮11:44 → 宮ノ谷ノ頭12:03 → 西八人山分岐12:27 → 西八人山12:32 →
→ 中八人山12:52 - 13:23 → 石仏山分岐14:28 → 滝谷登山口15:47
登り 計2時間、縦走計1時間50分、下り1時間5分+1時間20分=総合計 6時間15分
≪標高差 1060m≫ 標高差は意外とある。 奥穂高の標高差=2073m、悪沢岳=2041mである。
主な標高≪中八人山1396.5m≫≪石仏山1185m≫≪滝谷登山口334m≫
■ 阪急甲陽園始発5:12、地下鉄北花田6:25着。 KISSYAN号で登山口着8:50
同行者(敬称略) : KISSYAN、越路、どんかっちょ!、ハラッチ、のぶなが
KISSYANの山行計画に、、勇んで参加。 この辺鄙な山に登れる機会を逃すわけにはいかない。
過酷な急登に備え、、荷重を減らそうとコンロもオヤツもストックも省いて臨んだけれど、、、
石仏山への急登、、そして帰路の下りは堪えた。 翌日に筋肉痛というのも久しぶりの事。
昨年6月に、笠捨山に登った時に、、行仙岳から北東に見えた山 平凡な山並みであったが、、帰宅後調べて、、南八人山、中八人山、、と知ったのが最初。 その時は、登ってみたいとは思わなかったが、奇妙な山名なので記憶にあった。 昔、所有者が8人いたから、、という安易な命名らしい。 KISSYANが予定に挙げた時、、 大峰の一郭を占める山である、この機会を逃しては、、、、 と、、喜び勇んで参加表明した次第である。 1度登っておれば、釈迦岳あたりから南を展望した時の爽快感が増す。 壮大な光景を展望して、、それらが登った山である事実は、、心地良い。
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3月末、、山奥にも地味ながら春の気配が、、 作業用モノレールの横、、鹿避けネットのに沿って、、40分程急登である。 いきなりの急登だが、、覚悟の急登 西側は、伐採後の苗木植えの為、、展望が開けている。 ↓ 高時山、ブナ山、、下が奥里の村落 ↓ 登るにつれて、北の展望が少し開ける箇所がある。 ↓ 北に天竺山1024.3m ↓ |
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モノレールの終着を過ぎ、これで難関クリアと思いきや、、 |
一旦、鞍部で気休め |
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階段状の急登が、、 急登の再開である。 |
999mピーク 石仏山の標識があったので一休み、と思ったが、、 ナンノ、ナンノ、、ここからが石仏山への急登が始まる。 |
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999mピークから25分の急登で、石仏山北峰へ
石仏山北峰から南峰へは、一旦下って10分強 |
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石仏山北峰を少し下ると、、東の展望がある箇所がある。 これから登る八人山である。 中八人山は、、西八人山の向こう側なので見えない。 ↓ 南八人山の右手に見える山二つ ↓ ( 上の画像右部の拡大 ) 多分、1290mPだろう。 アンテナの立つ行仙岳1226.9mは、この山に隠れている。 |
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石仏山南峰への軽い登り |
石仏山南峰、、岩がゴロゴロ これらを石仏に例えたのか? |
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大して展望はないが、、 芽吹いてくれば、、全くの展望無しであろう。 |
石仏山北峰へ戻り、、八人山への縦走が始まる。 大塚の森、宮ノ谷ノ頭、と軽いアップダウンを繰返す。 栃の木とブナの木の合体巨木 大塚の森までは、藪漕ぎはなし。 宮ノ谷ノ頭に近づくにつれ、、笹薮が、、 |
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最初は低い笹薮なので問題なしだが、、 → 宮ノ谷ノ頭を過ぎると 藪の背丈が人を上回る。 刈り取った切り口が顔にもアタル。 低くしても何度か顔を刺す。 目をやられないよう要注意である。 こんなヒドイ薮漕ぎは初めてである。 |
宮ノ谷ノ頭にあるテープ |
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宮ノ谷ノ頭の下りは、メッチャ深い笹薮 |
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宮ノ谷ノ頭の下りから見えた西八人山 ( この時点では、中八人山だと思っていた ) ↓ 宮ノ谷ノ頭から一旦下って登り返す。 ↓ 樹間から、北の展望が得られる。 明星ヶ岳+八経ヶ岳、、釈迦ヶ岳、尖った大日岳と見える。 曇天なのに、、透明度が良い。 これらの展望が無ければ、今日の山行はシンドイだけだったろう。 ↓ 明星ヶ岳+八経ヶ岳 ↓ シャクナゲの中の登りは風情がある。 この登りは、、ナカナカ良い。
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西八人山下から中八人山へは、一旦軽く下る。 |
中八人山 暗い杉林を過ぎ、笹薮を登るのだが、、 道が不鮮明、、、 方向が明確なので、何処を通っても山頂には着く |
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中八人山は狭い。 北に樹間から展望が得られる。 南には、南八人山への道が続く。 奥八人山への道は、、少し北に下った所。 |
中八人山からの北の展望 ↑ 左遠方が頂仙岳、八経ヶ岳、、七面山、、古田の森から釈迦ヶ岳 ↑ 頂仙岳、八経ヶ岳、、 あけぼの平+七面山 古田の森、、上の登山口までも見える。 素晴しい、、満足の山行である。 樹間からの遠望であったが、、広大な大パノラマ、、 これを見る為の登山である。 大満足である。 |
少々の昼食休憩の後、、帰る。 山頂から少し下った所に、、奥八人山への標識があった。 帰りは、、軽快である、、、 のはずである。 石仏山からの下りから、、、 ああオソロシヤ、、、 こんな急角度をよくぞ登ったものだと、、 驚きながらの急降下、、 このあたりで、、ポツリと雨粒が、、、 あせるではないか!! 足場の悪い急降下、、慎重に慎重に、、、 3:40なのに、、ネット張りの作業の人達が下ってくる。 雨の為なのか? 6時間15分の山行も無事終了。 しかし、、こんなに足が疲労したのは久しぶり。 毛無山、標高差1100mでも足は異常なかった。 双六から新穂高温泉の標高差1700mの下りも異常なし。 槍ヶ岳から新穂高温泉への下りの標高差は2000mもあった。 この時だって、、翌日に筋肉痛にはならなかったはずだ。 足にはキツイ山行であった。 |
帰路、ついでに 名漠百選の笹の滝へ、、 名漠、名山、、等など、、何でこれが!!と思う事が多いが 笹の滝は、名漠の名に恥じない素晴しい滝である。 滝の落差、水量、、 支配する周囲の空間、、 落ちた後の滑滝への連続、、と 素晴しい!! そして、、もう一つオマケ。 賀名生梅林(あのう) もう薄暗かったけれど、、 素晴しさは、、十分に感じとれる。 |
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『 高い山に登れば地球が見えてくる 』
≪ 何億年の地球の営みが見えてくる、そこに居る小さな人間が見えてくる。
ホンの一瞬に生きる小さな人間、さあ!どう生きようか? ≫
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