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≪ 仁和寺・成就山、御室八十八ヶ所霊場 ≫

京都 仁和寺裏の成就山に
弘法大師ゆかりの本四国八十八ケ所霊場を模した巡礼道がある。
全88寺の画像を掲載する。






1827年、仁和寺の門跡の発想で、本四国八十八ヶ所霊場の砂を持ち帰り、成就山の各お堂に埋めた。
各お堂には、それぞれの御本尊と弘法大師像が祀られている。

成就山最高点の標高は236m、1周 3Km、2時間のウォーキングである。

殆んど樹林の中ではあるが、数ヶ所で展望が得られ、愛宕山、京都市内の絶景なる展望が得られる。

↓ 50番 繁多寺と51番 石手寺の間からの眺望 ↓

南方向を見る。 左方面が竜安寺辺り



↑ 望遠拡大画像。  仁和寺五重塔と山門、双ケ丘の裾 ↑

↓ 望遠拡大画像。  遠くに壮大な妙心寺の屋根群、、JR高架(山陰本線 嵯峨野線) ↓







訪問したのは、2004-12-18,19 及び 2005-03-26

最初の訪問時は、「仁和寺の裏に何かあった 」 とのかすかな記憶で、気まぐれに訪れたので、仁和寺には入らずに、寺裏に向かった。

その為に、87番目のお堂から登り始め、途中で、
88ケ所巡りだと判った次第。
気が付いた時は、もう夕暮れ、地図もガイドブックもなしで、88全部回れるか心配しながら急いだ。
1番まで辿りついた時は陽は落ちていた。


翌日は、仁和寺を再訪。



3ヶ月後に、ウォーキング先の選択に困り、御室八十八ケ所を1番から全て写真に撮ろうか、、と、
軽軽なる思いつき。

弘法大師のファンでもなく、御利益を得ようとか、厄払い、心機一転とかも、全く無縁な単なるウォーキング。
長年、悩む事もなく、迷う事を気にかけず、、むしろ楽しんでいる人間にとっては、全てが単なる行動なだけ。

仁和寺西門内に標識

↓ 仁和寺境内
↓ 西門の西方150mに
一番札所のカンバンが見える ↓








第1番、霊山寺、釈迦如来



お堂と次のお堂の距離は、
100mだったり、20mだったりと
マチマチであるが、
軽いアップダウンとともに
気楽な距離である。

近すぎて、忙しないと思う時もある。

































寺名と本尊名は、古くて長い石碑、新しく短い石碑、そして古い詩付きの板書きがある。
その3種が一致しているのが当然なのだが、、一部に別の名が記されているのがあった。








↓ 23番薬王寺を過ぎると、南に少し展望が得られる。 ↓
50〜51番の広い展望とは別である。

双ケ丘

↓ 24番 最御崎寺までは深い杉林の中を進む ↓











28〜29番の間で、南東方向の眺望













↓ 第36番 青龍寺、不動明王 ↓
ここは導入路があり、塀もあり、規模が大きい。












43〜44間の裏に入ると愛宕山眺望所がある。


48番 西林寺が成就山の頂上


50番 繁多寺を過ぎると西方の愛宕山方面が見える。 (右端が愛宕山)
そして曲がると
ベンチがあり、京都の東から南への展望が開ける、、、(頁TOPにワイド画像掲載)


麓の仁和寺や、、遠くに妙心寺の大きな屋根群を確認していると、気分爽快。

ここに来る時はいつも、、出発点は四条烏丸。
高倉通りを上がり、お気に入りのイタリアンで食事
そして、御所 or 二条城 を経由して
妙心寺まで歩く、歩く、、、

ここから見える光景は、当日歩いた場所の確認なんである。
(帰りは、河原町まで歩いたり、御室から嵐電利用したり、、、)








51石手寺、52太山寺、53円明寺、54延命寺、55南光坊










63番毘沙門天の吉祥寺を過ぎると
樹林の間から池が見える。
夕刻だと薄暗くて不気味である。


64番 前神寺で大きく曲がる。
そして空間が広がる。

65番 三角寺前の広場には地蔵群が、、
そして背後の山にも 打捨てられた社が点在している。




↓ 十一面観音 と 滝不動 ↓



ここを Uターンするのだが、順路以外に道が交差しやや混線。






池の中のお堂は初めて、、鯉も大きい




↑ 車道と接している斜面に粗大ゴミが、、、








↓ 古い石柱と新しい石標との寺名が違う? ↓



( 寺名表示の違うのはたまたま気が付いたものだけで
他にもあるかもしれない。 )







いよいよ最終結願が近い、、
↓ 88番の結願寺が見える ↓


ここで山道が終わり、平地となる。










結願の88番目は別格である。



<御室八十八箇所結願寺 大窪寺>  <本尊 薬師如来>



写真を撮りながらだったので、所要時間は2時間50分であった。

 もう少し後の春満開の時節や、紅葉の季節ならもっと時間を費やしても楽しいだろう。





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