≪ 六甲山 ≫ 登山報告

写真豊富な、のぶなが山行記
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■ コース=北山ダム → 鷲林寺 → 観音山 → 砂山 → 奥池 →
  → 東お多福山 → 土樋割峠 → 七曲 → 一軒茶屋 → 六甲山最高峰 →
  → 稜雲台 → 六甲ケーブル山上駅

04年10月17日  天候=快晴

■ 所要時間=北山ダム下発 8:45 → 観音山山頂 10:40 → 奥池 11:40 → 東お多福山 1:08 →
         → 六甲山最高峰 3:10 → 稜雲台 4:25 → みよし観音 4:45  計 8時間

★ ≪標高差 750m≫ 自宅標高約180m
   主な標高≪六甲山最高峰 931.3m≫≪観音山 526m≫≪東お多福山 697m≫


■ 山には登りたい、、快晴の休日には必ず思っているのだが、、、挑戦すべき山が見つからない。
  知らない魅力の山は沢山あるはずだが、、得られる情報の中で興味のそそられる山は、殆んど挑戦済み。
  既に知っている山には意欲が湧かないので、、最近は 京都の街を一筋ずつ順番に上っては下り、と
  日常に生きる 伝統ある京文化の探索に、快晴の休日には費やしてきた。

  今回はあまりの快晴に、目標が見つからないまま、、六甲でも登るか! と半ばヤケッパチの山行となった。
  山行中、話しかけられると長々と山談義、、躾の良い犬に逢うとチョッカイを出し、、と超スローペース。
  穂高湖、シェール槍、布引までの予定が、みよし観音で夕刻の気配、丁度バスが来たので、ここで打ち止め。
  (昨日は、自宅上空をヘリコプターが旋回し、六甲山へ登ったらしい行方不明高齢者の捜索アナウンスがあった)
  (他人事ではない。 もう無理はすまい。)


  グワーッヲ!と気力の充実する対象は見つからないものか、、、、、目標は大きいほど良いのだが、、


  ↑ 北山ダムから見る。   左端のピークが<ゴロゴロ山>、         ↑ <観音山>                                          ↑ 太平山(電波塔)        ↑ 樫ヶ峰                        ↑ 譲葉山      ↑甲山裾
                                                                              (ブラウザの漢字サイズにより、↑印がずれているかも知れません)


 ↓ 北山ダムの南を周遊して鷲林寺参道に向かう。


  ↑ 六甲・逆瀬川のバイパスが出来たというのに、休日にこの渋滞ぶり、、




春にはきれいな花を咲かせている旧家

↓ 車道は右折しているが、真直ぐの道をとる。 少し陰気な道だが、近道になる。 車道を通ると大周りだが、造り酒屋が ↓




↑ 厳しい金網に囲まれた修道院敷地の横を登る。
修道院入口の左窓では、ジャムやクッキーが売られている。 ↑
尼さんがいつも修業中だ、、興味半分にこちらに視線を向けることは無い。


高野山真言宗
六甲山 鷲林寺

↓ 何度探しても威厳のありそうな墓は見当たらない。 信玄公とは武田信玄??




↓ 塔 横の若宮神社右手からせせらぎコ−スに入る。  左手からは急登の道(A)がある。
↓ 観音山山頂と旭滝の分岐
(左の急登、観音山を選ぶ。  観音山山頂を見ずに、旭滝なんてツマラナイ)
                  急登の後、(A)と合流し、ゴロゴロ山の指示に従う ↓



この合流点からは、俄然、山らしくなる。



↓ 途中の展望、、あせることは無い。 山頂からは遮るものの無い六甲山系随一の展望がある。

↓ 道の真ん中に突き出たこの岩が見えれば、山頂はもう直ぐだ。
観音山の山頂岩は、登山道から10m程それる。  通り過ぎる人がたまにいる。 ↓

↑ 石を積上げる人がいるが
個人的にケルンを作るのは礼儀違反




↑ 南の大岩に上っての展望が素晴らしい!

<甲山> と <北山ダム>
↑ 左手の白く長いのが逆瀬川のマンション群



 ↑ 私は、六甲山系では最も素晴らしい光景だと思っている。 ↑

        山頂岩を後にして、振返ると、、なんと団体さんが山頂岩を取り囲んでいた。  これだけ多ければ、岩の上に立って等いられない。





以前は、笹百合が咲いていた。
6月になると毎週、
蕾のふくれ具合を
見に来ていたのだが、、
ある年突然無くなっていた。
← もう登りの無い道

  →
せせらぎコースとの合流点を
過ぎると、チョットした段差が、

真直ぐ進み
ゴロゴロ山方面へ左に曲がる所で、 道には見えない所を直進する。


≪砂山≫ への道である。
≪砂山≫
今や道は、枝が左右から茂り、道らしくなく踏み跡というべきか、、
以前は、見通しの利く砂山で、植林中であったから、道は明白であった。

↓ 砂山で、足元に咲いていた。





 ↑ 砂山からの西の展望、、、<東お多福山> <電波塔のある西お多福山> <六甲山最高峰> <とかが尾山を登る芦有ドライブウェイ> <船坂峠>
       麓に奥池の遊びの広場が、、


↑ 手前の緑が現在の砂山、、、砂山の漢字の意味が失われている。

↓ 5年前の砂山
モノレールトロッコの線路が延々と張り巡らされていた。


見通しが良いので迷うことは無かった。
いつも清清しい気持ちで通過していたのだが、、
↓ 現在 ↓
よく見ると地表は元のまま
↓ 99年の植林中は ↓
奥池からこのモノレールで
作業場に出勤していたのだ。

 ↓ 砂山を抜け、一般道の沢へ   沢横の細い道を奥池へ ↓     奥池(上を右へ)、大藪谷(下を右へ)への分岐 ↓


 ← 過去の6月上旬の写真 →

この辺りの半日陰には、<白糸草>が咲く。
殆んど目立たないのだが、、気にしだすと、、可愛いものである。
芽が持ち上がって来ると、周辺の枯れ枝等を整理しながら成長を楽しみにしていた。

大藪谷に分け入れば、
明確な踏み跡、イワカガミの群生、と探検気分を味わっていた。



↑  奥池の3つの池  ↑
春にはおたまじゃくしで、浅瀬は真っ黒になる。

↓ 奥池住宅街を少し下り、 ↓ 沢を渡り、   バス停 東お多福山登山口へ ↓



土樋割峠へ向かう道を登り
← 東お多福山への分岐を左に下り
沢を渡り →
急登にしばらく挑戦する。

ここまで来ると、登山者は多い。

↓ 汗をかきながら、、山頂手前で振返る。 登りつめるとこうは見えない。 ↓


左に奥池、、奥池住宅街、、↑ 真ん中辺りが<ゴロゴロ山>



← 東お多福山山頂は細長く広い。
ファミリー、ご老人、中高年、アベック
単独行、オバさんグループ、、
と、快晴のこの日は大賑わい。


果物の缶詰で昼食とし、
↓ 土樋割峠へ下る ↓

通常は東お多福山には寄らずに
直接 土樋割峠を通過するのだが
今回は、山行記UPが念頭にあったので
東お多福山山頂経由となった。
( 過去の写真 )
← 山頂から少し南に下ると
電波塔で賑やかな
西お多福山が展望できる。

西お多福山は、登山者は少ないが
5月には華やかになる
サツキ丘がある。

↓ 少し下り、七曲登山道をとる ↓


蛇谷北山の登山道は、細くて崩れかけた場所もあり、1度利用しただけ (97年)
この時は、石宝殿を見たかった為。

↑  ↑
急だが歩きやすい登山道を、頻繁に挨拶しながら登る。  一軒茶屋は営業中 ↑

↓ 六甲山最高峰 (山頂とは言わない) ↓


尖ったピークではないので、良い展望とは言えない。
六甲山が登山の対象としての印象が薄い原因の一つであろう。


↑ これから向かう <凌雲台> 方向 ↑


↓ 西宮、芦屋、神戸の街 ↓



↓ 六甲山山上の縦走路は、通行量の多い車道と何度も ジグザク 絡んでいる。 ↓
不注意に車道を渡ると危険である。      神戸市北区、三田方面 ↓



↓ 縦走路と言っても、、平坦ではない。 ↓
結構 きつい登りがある。  車道を歩けば、排気ガスが臭い+危ない、、、、 極楽茶屋跡 ↓ 

↑ 凌雲台 ↑


↓ <西宮>  凌雲台から  <六甲アイランド> ↓



↓ ここ数年 来なかったので、見知らぬ建物が多く、それとも記憶消失か?
みよし観音まで歩いたが、、もう 4時45分、、歩いて下るには遅すぎる。
バス停の時刻表を見ると、直ぐにバスが来る。  ケーブルで下山となった。



50歳を過ぎて登山を始めた頃に
早春と晩秋に,、脚と心臓の鍛練の為に六甲山を歩き回っていた。
慣れすぎて 新たな感動や、驚きが無かったので個別の山行記はUPしなかったと思う。

日常的な風景をUPするのは恥ずかしいのだけれど、、、
しばらく山に登っていないので、他にUPするものが無い、、という
もっと恥ずべき事態に陥っているので、六甲山UPで照れ隠しと言う次第。
お許しあれ!

■ ≪私の山登り観≫
高い山に登れば地球が見えてくる
  何億年の地球の営みが見えてくる、そこに居る小さな人間が見えてくる。
ホンの一瞬に生きる小さな人間、さあ!どう生きようか? 
単独登山はスポーツではない、人生哲学的行動である。


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