≪ 鈴鹿、渋川 ≫  沢登り報告

写真豊富な、のぶなが山行記
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■ コース=愛卿の森 → 渋川 → 藤切谷手前林道交差 → 林道 → 愛卿の森

2006年 7月 9日  天候=曇り時々晴れ間

■ 所要時間=駐車場発 8:14 → 3番目堰堤9:25-9:35 → 2段8m滝10:29 → 滝谷上3m滝12:37 →
          → 林道交差 14:25 - 14:35 → 林道歩き → 駐車場15:10  休憩含む合計 7時間

≪難易度=沢3級≫ 入沢標高230m〜出沢335m、標高差105m。 登り距離約1500m。

■ 場所 : 東近江市渋川 (愛卿の森奥) 鈴鹿でも稀に見る秀渓


■ 囲炉裏の<沢教室>=サポート体制万全の観光沢登り
【メンバー】=(敬称略) 助役、佐野、亀、矢問 、まるい、なつ、ごましお、ハチ、pikku、SUMIE、こと、
       ひろみ、まじょっ子、  +初体験者=かっきー、のぶなが 合計15名。

■ 私にとって初めての沢登り。
  個人装備=沢靴ロング、沢用スパッツ、靴下、ハーネス、安全環付きカラビナ、シュリンゲ、ロープスリング、手袋
         借り物:アッセンダー、ヘルメット

■ 亀さんの車に便乗の大阪駅組は、6:30ヨドバシカメラ前に集合。
  名神高速道路八日市IC経由で、現地に8:10には到着、準備。



★ 希望しても始められるモノではない沢登。

囲炉裏恒例の沢教室のお誘いがあったので、喜び勇んで入門させていただいた。

CRUXで半年クライミングの練習をしていたので、、私の実力の未熟さを認めた上でのお誘い、、、「 私でも大丈夫なんだろう 」 と何の不安もなく初沢登りとなった。


助役、佐野さんはじめ囲炉裏CRUX組の皆さんに感謝感謝であります。



*************
初体験の私は、遡行に専念する為、カメラ携帯せず。

御好意により、画像は、矢問さんのを主体に、PIKKUさん亀さんの画像を使用させていただいております。
何から何までお世話になりっぱなしであります。
ありがとうございます。

場所選定は、昨年遡行された亀さんのお勧め



★ 亀さんのHPへ


専門用語、沢常識など、未熟者故に、不適切な使用があるやも知れません。 ご容赦下さい。



8:40出発、5分歩いて侵食された堰堤に、






意外にも、、この堰堤、腰まで浸からねばならない。
この時点では、「 エッ 腰まで浸かるの〜! 」 と
気持悪がる私 !




次の堰堤は左岸を巻き、、橋をくぐり、、
9:00 沢登ムード満点の歩き


PIKKUさんとごましおさんが、、私専門にサポート

アドヴァイス 「 初心者は前を歩け!、、後だと沢が濁って足下が見えない! 」












9:15 また堰堤
右岸を高巻き、50m進んで下り、沢で休憩10分。
この高巻きで、、蛭、ヒル、、
靴、スパッツの上で各一匹退治する。


廊下が始まる、、

9:40
この時点では、、もう下半身濡れるのは慣れっこ。
ピッタリ張り付く ごましおサポーター

9:41 初めての滝 3m


巻き道はなく、、直進するしかない。
右を登るか、、左を登るか、、


★ 矢問さん記述 ★
「 佐野さんと亀さんが右のハング気味の岩間のルートをチャレンジしたが初心者通過は難しい。」

2段8m滝前の3mの滝


結局、左の岩の割れ目を登る事に、
助役が登り、足場用にシュリンゲ、そしてロープを垂らす。

<観光沢登り>とはこの事か!
お膳立て万全、サポート万全




私にとっては、、初めての外岩、、

PIKKUさんに借りたペツルのシャントの初使用。
使い方の説明も初めて教えてもらう。




アドヴァイス 「 個別のサポートに毎回 礼 は不要、、早く安全な場所に移動! 」


↓ 15名通過に40分 ↓



上で待っている間に前方を見る
突き当たり、、左に大きな涛しぶき
2段8mの滝だろう、、、



10:29
↓ 2段8mの滝 ↓

30分程休憩、、

助役の首に黒いヒル、、

各自、軽く飲食

左手の岩を登るしかない、、簡単に登れそう。


佐野さんの作業を見守るメンバー




念の為、佐野さんと亀さんがロープと足場





アドヴァイス 「 ザックのウェストベルトと胸ベルトは締める事!、、振られて危険! 」
 「 泳ぐ時に、締めていないと、ザックだけ浮いて後頭部を押してしまう! 」

 2段8mの滝の上、、11:10








2m、3mの滝が連続するが
簡単な為、、記憶がない。









4mの斜漠


この滝が、、、、初心者は無理。


亀さん、、凄い水圧に向かって大格闘、、、4mの斜漠!!
途中から岩に上がる。  ハチさん、なっちゃんが続くが、、、、


我々は、、左の岩の間を狙う

助役の背中を踏み台にして、、、上からはごましおさんがシュリンゲで引き上げる、、
ここでも完全なる観光沢登り、、



↓ 左 = 観光沢登り   VS   右 = ド根性登り ↓


40分程で全員通過、、、、


12:05 昼食、、、
私はもう既に、途中で半分以上食べていた。







これから滝谷前の3mの滝へ




ここは左手の岩に取り付く




釜は深い、、、泳ぐ者、歩く者、、








泳ぐ時は、ザックのウェストベルトを締めねば、
ザックだけが浮き、後頭部を圧迫する。

ザックが浸かって歩く時は、浮かないようにベルトを外す。

もう、水に全身浸かるのが快感となる。


3段40m  滝谷 12:33




12:37





滝谷を通過し、、最大の難関へ








さあ、、どうする  どうする、、




左手は、簡単に登れると思ったのだけれど、、
ロープが固定できないらしく、、、
亀さん、助役が登り、、滝上段にでる。



↓ そして、、、右手の岩を登る為に、、、 ↓


助役、亀さんがロープを張り、、

右手岩の、残留シュリンゲと残留ビトンを利用してアブミを!!!


釜は深い、、岩場は手ごわい




残留シュリンゲを利用しても
左右に振られて、次の足場が確保できない。

ハチさん、まるいさん達がイロイロ挑戦すれど、、

最後に、師匠佐野さん登場、、


尻押す人と足押す人、、、
やっとの事で、、、奥にもシュリンゲで足場

ハンマー落としたり、、
潜ったり、、

12:40に始まり
最初の人が登り始めたのが、13:10

30分の大奮闘。


13:11、、、、、ロープが左にズレ落ちる

真直ぐ張ったロープ
アブミとしたロープ
ハーネスに連結したシュリンゲ群

最初の人は大変、、
2番手以降は、、それを見ていて
学習する。










最後は、、引き上げてくれる



滝の上は、、今日初めてのツルツル滑る岩底



ロープの上流側に身体を置き
両手でロープを確り確保、、




流れに負けると、、下の滝壺へ、、、



仙人 佐野さんはいつもの笑顔で、、、ひょいひょいスイスイ


全員登りきったのが 13:55分
準備に30分+登りきるのに45分、、、

なんと 1時間15分の難所でありました。

初心者にとっては、、こんなことするんだ〜
あんなことするんだ〜、、、、と大いに学習。





後は、、簡単な滝が2つだけ、、、


我々は、、左手の岩場まで歩き、、楽に岩登り




ところがである、、、

もう最後なので、、物足りない人達が、、、、、



   ↓  右手の激流に挑戦  ↓

ごましおさん、なっちゃん、はちさんが挑戦、、
急流で全員進めない、、押し流される。

亀さんが流したロープを掴んで再挑戦。
ごましおさん、矢問さん、ハチさん、まじょっ子さんと、、
進めそうに見えるのだが、、、


まじょっ子さん、、引き上げてもらって登りきる。






無事終了です。

お疲れ様でした〜

同行の皆様、、サポートありがとうございました。


登山でなく、水の中を歩くのだから、、喉の渇きは?
持参した飲料水は、1.5Lだが、、0.5L1本を消費しただけ。

ザックの防水は、、大型の買物袋を2重にし、それをゴミ袋で包んだだけだったが、
2〜3度泳いだのだけれど、、ザックの防水だけで、ザックの中に浸水なし。

服装は :
下着は、、パンツ=吸汗速乾の登山用、シャツ=ユニクロの化繊オンリーBody-Techナンとか
ズボンは、古い登山用で、吸汗速乾ストレッチ、 
シャツ=化繊オンリーだが吸汗(綿の5倍)、速乾(綿の1/4)のダクロン

綿の5倍の吸汗というのが、、水を吸い過ぎるのではと、心配であったが、、
ユニクロのアンダーウェアがサラッとしてベトつかないので、冷たくはなく問題なし。
ダクロンの渇きは速いとはいえないが、、肌触りが冷たいという印象はない。

事前に手持ちの衣料を探したが、、化繊オンリーというのが、意外とない。
スポーツ店、ホームセンター、釣屋、ユニクロと探し回っても、、綿が30%以上入っている。
見つければ買っておこう。

カメラは持参しなかったが、、しなくて良かった。 防水仕様でないとダメなんだから、、
後日に、早速に、水深3m防水機をGETする。







14:20 橋の下で休憩、、
PIKKUさんスパッツを脱げば、、ヒルチャンが、、


14:35 橋まで登り、林道を駐車場まで下る。 15:10

近江温泉で、、ゆっくりと一浴び。



大阪駅解散組は、、
駅近くの駐車場のあるバーミヤンで夕食。



★ ★ サポート隊の皆様、、ありがとうございました。 ★ ★

初体験なのに、、明らかに深山の渓谷美、清流、、
変化に富んだ滝、、滝、、滝

様々な沢登りテクニック披露、、

こんなに素晴しい所に来られたのは、、
感謝感謝です。


安全第一でルート作り、万全のサポート
目の当たりに見たご苦労を忘れはいたしません。


全く新しい楽しみを見つけた記念すべき1日です。
囲炉裏CRUX組の皆様、ありがとうございました。



■ 今回、私は沢に集中する為、カメラを携帯しませんでした。 ■
矢問さん、PIKKUさん、亀さんの撮られた写真を使用させていただきました。
ご好意、感謝いたします。


★ 矢問さんのHPへ
★ 亀さんのHPへ


■ ≪私の山登り観≫ ■
高い山に登れば地球が見えてくる
  何億年の地球の営みが見えてくる、そこに居る小さな人間が見えてくる。
ホンの一瞬に生きる小さな人間、さあ!どう生きようか?



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